いなか～ナオハルのブログ

地域ごとに風習というものはありますが、私が驚いたのは沖縄の「模合」という相互扶助のような金融システムです。

親族や職場など複数のメンバーで組織を作り、毎月一定金額を払い込んで、定期的に一人ずつお金を受け取る仕組みになります。
要するに、例えば10人のメンバーで毎月１万円ずつ集め、今月はＡさんが10万円を受け取り、翌月はＢさんというサイクルです。

実に便利でお得なシステムのようですね。
ただ、最初の辺りは正常に機能していても、何回目かにお金を持ち逃げするといった事件も起きているのが現状のようです。

昔は全国各地でも｢頼母子(たのもし)｣や「無尽(むじん)」などの呼び方で行われていたそうです。
しかし、上記のような理由が原因なのか、今現在では無くなってしまったようです。
信頼関係が本当に強くなければ、とても成立しないシステムですね。